Woman Smile Report 女性たちの暮らしと意識をレポートします

「ラジオ」について

スマートフォンにラジオアプリを入れている人は4割弱。

2017/10/24

 

ラジオを「ほぼ毎日」聴くのは、全体の2割。

20代の6割は、「まったく聴かない」。

 

学生時代にラジオの深夜放送を聴いた経験のある人も多いと思います。インターネットの登場でラジオだけでなくテレビや新聞などのメディアの存在感
も変わってきました。東北大震災でラジオの価値が見直され防災アイテムとして認識されましたが、日常生活の中でラジオがどの程度聴かれているのでしょうか。
そこで改めて、「ラジオ」について聞いてみました。

 

●実施時期:21017年8月29日~9月14日、回答者:ベルメゾンデッセ会員女性3638名(20代144名、30代892名、40代1463名、50代951名、60代188名)

ラジオを「ほぼ毎日」聴くのは、全体の2割。若い世代ほどラジオを聴かない。20代の6割は「まったく聴かない」。

普段、ラジオを「ほぼ毎日聴いている」人は、全体の20.2%、「週に数回聴いている」の15.8%を合わせると35.8%がラジオをよく聴いています。反対にラジオを「全く聴かない」人は36.9%、「月に数回以下」の16.2%を合わせると53.1%でラジオを聴く人よりもラジオを聴かない人の方が多いことが分かりました。年代別では、年代が上がるほどラジオを聴く割合が増えるものの半数を超える年代はみられません。特に、20代はラジオをよく聴いているのは18%(ほぼ毎日8.3%と週に数回9.7%の合計)に対し、聴かないのは75.4%(全く聴かない62.5%とそれ以下13.9%の合計)とラジオを聴かない人が4人に3人にも上ります。

 

 

ラジオを聴くシーンは「車の運転中」がトップ。 「家事」「自宅でくつろいで」などの〝~ながら聴取〟が続く。

ラジオを聴くシーンを訪ねたところ、「自動車の運転中」が全体の56.5%と最も多く、次いで「家事をしながら」の30.4%、「自宅でくつろいでいる時」の28.0%と続きます。年代別では、他の年代と比べ60代で自動車の運転中の割合が低い以外は、ラジオを聴くシーンで大きな違いは見られません。

 

スマートフォンにラジオアプリを入れている人は、4割弱。

スマートフォンにラジオアプリを入れている人は、全体の38.2%。60代でやや少ないものの概ね4割前後がラジオアプリを入れています。
普段ラジオ放送を聴く機器の質問で、スマートフォンにラジオアプリを入れている人がスマートフォンと回答したのは57.4%でした。ラジオアプリを入れても普段は使っていない人は、災害時などいざという時のために入れているとも考えられそうです。

 

ラジオを聴くのは、平日派5割超、土日派2割。

ラジオを聴くのは、平日派が全体の55.1%(「平日」30.6%と「どちらかといえば平日」24.5%の合計)に対し、土日派は21.2%(「土日」7.6%と「どちらかといえば土日」13.6%の合計)。平日派が土日派の倍以上多い結果となりました。すべての年代で平日派が5割以上となっていますが、60代では平日も土日も変わらない「どちらも同じ」の回答が33.9%と5つの回答肢の中で最も多くなっています。

 

 

3人に2人がラジオはいつも同じ放送局を聴く。

ラジオは、いつも同じ放送局を聴くことが多いと回答した人は全体の65.9%、一方、番組に合わせて放送局を変えることが多いと回答した人は22.1%。年代別でも大きな違いは見られません。いつも同じ放送局を聴く人が多かったのは、運転しながら、家事をしながらなどながら視聴が多いことに因るものと考えられます。

 

お気に入りのラジオ番組がある人は、4割。

お気に入りのラジオ番組があると回答した人は全体の44.2%、ないと回答した人は55.8%と分かれる結果になりました。
年代別でも大きな違いは見られませんでした。好きなラジオ番組としては、星野源のオールナイトニッポン、山下達郎のサンデーブック、福山雅治の福ラジオ、伊集院光とらじおと、ラジオドラマのあ、安倍礼二などが人気があるようです。

 

メール・ハガキ・FAXを送ったり、twitterに書き込んだりしたことがある人は、2割以下。

この1年間に、ラジオを聞いてメール・ハガキ・FAXを送ったり、twitterに書き込んだりしたことがあると回答した人は、全体の16.5%。反対に、ないと回答した人は83.5%の結果となりました。年代別でも、共に大きな違いは見られませんでした。メールや twitter などインターネットを介したコミュニケーションが主流となっていますので、以前のハガキやFAXが中心だった頃よりもリスナーとパーソナリティのコミュニケーションは増えていく可能性を秘めているのではないでしょうか。

 

ラジオショッピングに興味ある人は、1割強。

ラジオショッピングに興味関心があると回答した人は、全体の13.1%(「興味関心がある」2.2%、「どちらかといえば、興味関心がある」10.9%の合計)、反対に興味関心がないのは65.7%(「どちらかといえば、興味関心はない」26.5%、「興味関心がない」39.2%の合計)でした。年代別では、年代が髙くなるにつれて「興味関心がある」割合は少なくなりますが、「興味関心がない」の割合はどの年代も変わりません。

 

 

ラジオショッピングのイメージについて聞いた自由回答の記述からは、

★好意的な声
  ●打合せをバッチリしているような掛け合いが聞いていて面白い。顔が見えない分そこが余計
        に面白く聞こえるんだと思う。(39歳・ 契約社員・山梨県)
  ●セールストークにのせられて大して必要でなくても思わず買ってしまいたくなるイメージ。
        冷静にと自分に言い聞かせて我慢していますが。(40歳・ パート・兵庫県) 
  ●面白い語り口の方がいるとついつい聞いてしまいます。また、見えない分、便利商品などは
         興味が湧きます。(45歳・ 主婦・大阪府)

  ●見えないのに 物を売るってすごいなあ、と昔は思っていましたが 今は スマホなどで気にな
        る型番を調べたりラジオのサイトにアクセスして画像が見れるから安心できると思います。
         (53歳・主婦・熊本県)

  ●実物は見れないのですが説明が上手すぎて、ついつい買いたくなります。利用したことはあ
        るのですが、それも私の好きな有名なプロサッカー選手の監修ということで聞いてすぐに注
        文しました。 (64歳・ その他 ・宮崎県)

 

★否定的な声
  ●映像がなく音声だけなのでリアクションがオーバーになりがちなのはわかるが、その商品が
        本当に言っている通りの効果があるかどうかわからない。(25歳・ 正社員・大阪府)

  ●ラジオでは商品が見えないので、買いにくいし、車でラジオを聞くことが多いので、いいな
        と思ってもなかなか買うことができない。(33歳・ 正社員・三重県)

  ●いつも同じような商品の紹介ばかりしているイメージです。(34歳・ 主婦・岡山県)
  ●機関銃のようにしゃべって紹介なので慌ただしく感じる。(40歳・ パート・三重県)
  ●物がわからないので、聞いて興味を持っても運転中なのでメモれず、その商品のことを
        覚えていたら後で調べて、欲しければ購入する覚えてなかったらそのくらいの興味だった
        ということで、忘れる。(41歳・ 契約社員・静岡県)

  ●商品を言葉だけで表現するには限界があると思います。実際、その商品を見てから判
        断するので、興味がわいたときはそのwebサイトで確認するのでWebサイトまでの誘導手
       段の一つ、ととらえています。(42歳・ 派遣社員・群馬県)

  ●目で商品を見ることが全くできないし、注文するにしても案内は字幕などはないので、
        メモをとるなど不便なイメージ。(43歳・ その他 ・埼玉県)

  ●テレビショッピングも同じですが、商品の良さを伝えようとしているのはわかるのですが、
        わざとらしい感じがしてしまい、返って気持ちが冷めます。(44歳・ 主婦・兵庫県)

  ●おしゃべり上手な宣伝マンが、必死でお得を語っている。気をそそられる物もあるが、
        騙されないぞと注意している。(61歳・ 自営業・大阪府)

  ●実物が見えないので、誇大広告のような内容に感じます。(63歳・ 主婦・山口県)

 

などの声がありました。
やはり実物が見れない不安と車の運転や家事などをしながらの視聴でメモをとるなど不便なイメージを持つ人が多く、
ラジオ通販はハードルが高いイメージを持つ人が多いようです。

ラジオショッピングの経験者は全体で1割以下。年代が上がるほど経験者の割合は微増。

実際にラジオショッピングの利用経験があるのは、全体の7.1%(「1年以内の利用」1.9%と「1年以上前に利用」5.2%の合計)でした。年代が髙くなるにつれて利用経験も高くなりますが、最も利用経験の高い60代でも8.9%に留まりました。

 

3人に2人が今後のラジオショッピングの利用意向なし。「音声だけではイメージが出来ない」が最大の壁。

今後のラジオショッピングの利用意向を尋ねたところ、利用意向が「ある」人は全体の2.5%、反対に利用意向が「ない」人は63.9%でした。60代で他の年代より「どちらともいえない」の割合が多いものの、利用意向が「ある」の割合は年代による差はありません。


利用意向が「ない」人の声として、

  ●「視覚の情報が入ってこないので、想像がつきずらい、買って自分が想像していたものと違
     うとショックが大きい。」(47歳・正社員・北海道)

  ●「車の運転中に聴くことが多いので、メモをとったり、すぐにはできないし、めんどくさ
          い」 (40歳・パート・愛知県)

  ●「ネットショッピングの方が、時間の都合がつけやすいし、よく検討することもできるし、
           商品レビューなどを見ることもできるので。」(36歳・正社員・埼玉県)

  ●「ネットなどで実際に商品を確認してからでないと、いきなり頼むにはハードルが高い
          です。スマホで番組のSNSやHPなどでワンクリックで注文できるようなシステムがあれ
          ば利用することがあるかもしれません。」(42歳・自営業・神奈川県)

  ●「ラジオを聴くときは何か作業をしながら聞いているので、ショッピングで電話をかけた
          り、スマートフォンを触ったりすることもなく、そもそもショッピングするほど注意深く
     聞いていないから。」 (44歳・自営業・東京都)

など、ラジオショッピングのイメージと重複する声が多く見られました。

 

ラジオ番組の情報がきっかけで、商品購入やお出かけをした人は4割弱。

ラジオショッピングとは関係なく番組の情報がきっかけで、商品を購入したりコンサートや旅行などに出かけたりしたことがある人は、全体の38.2%、年代による大きな違いはありません。「ある」と回答した人の内、最も多かったのが「映画、展覧会、アートイベントなどに行ったことがある」の41.9%次いで「CD、DVD、写真集、書籍を購入したことがある」32.3%、「コンサートやライブなど音楽イベントに行ったことがある」31.8%、「旅行、レジャー施設、商業施設などに行ったことがある」30.8%の3つがほぼ同率で続きました。ラジオ番組の情報がきっかけで商品購入よりも映画やコンサートなどのお出かけに繋がっています。

 

ラジオが身近な存在の人もそうでない人も、ラジオは災害時に欠かせないアイテムとして認識。

最後に、生活の中でラジオはどんな存在かについての自由回答では、「寂しさを和らげてくれる存在」、「色んな情報が手に入れられる便利なツール」など普段の生活の中でラジオが身近な存在の人、反対に、普段日常では聴く機会がない声も数多くありましたが、普段の生活の中でラジオが身近でない人でも、災害時には欠かせない重要な防災アイテムと考えています。


自由回答の声からいくつか紹介します。

★ラジオが身近な存在の人の声
  ●0歳児と日中2人きりでいると話し相手がいなくて寂しいので、ラジオから音楽や人の声が
         聞こえるとほっとします。寂しさを和らげてくれる存在。(27歳・ 正社員・東京都)

  ●家事をしながら、毎日のニュースや生活情報、楽しみを得るもの。現在1才児の子育て
         中で、日常で自分の時間がないので「ながら聞き」ではありますが、ラジオを楽しむ時間
         はとても大切です。笑いを得たり、外の世界につながるツールで、ラジオを聞くこと自体
         がリフレッシュにもなっています。(35歳・ 正社員・東京都)

  ●楽しいひとときを与えてくれる相棒(35歳・ その他 ・大阪府)
  ●今は朝の目覚まし+朝のニュース代わりの情報源です。(36歳・ 正社員・兵庫県)
  ●聞いているだけで、色んな情報が手に入れられる便利なツール(35歳・ 正社員・福岡県)
  ●地域の交通情報や展覧会などの情報を知れる大事なソース。(40歳・ 正社員・鹿児島県)
  ●視覚に訴えられないラジオは、言葉が大事で、パーソナリティもそれを意識してきちんと
         喋るので好きです。車の中で色々な情報を得られるので、新聞や雑誌を読む感覚です。
          (40歳・ 正社員・神奈川県)

  ●リスナーの声が届き、それに対してパーソナリティが答えてくれ、自分も参加でき楽しくな
         る存在。(42歳・ その他 ・京都府)

  ●一人家事をしている平日の家で、音楽とは違う、生きた会話が聞けるツールの一つ。
         (50歳・ 主婦・東京都)

  ●テレビより身近で、停電時も使える頼もしい存在。ながら作業に、もってこいの存在。
          (51歳・ その他 ・山形県)

  ●毎日聴くので、聴かないと落ち着かない存在。(60歳・ 主婦・長崎県)


★ラジオが身近な存在でない人の声

  ●あまり親しみのないもの。災害時などには活躍する印象。(28歳・ 主婦・東京都)
  ●家の中ではTV、車の中では子供のDVDなので、ラジオを聴くことがありません。
        (33歳・ 主婦・山形県)

  ●災害の時用に用意しているものであって、普段日常では聴く機会がないもの。
        (49歳・ 主婦・埼玉県)

  ●仕事帰りの車の中でよく聞いておりました。今仕事を辞めたのであまり聞く機会がない
         です。(50歳・ 主婦・山形県)

  ●学生時代の思い出(53歳・ パート・新潟県)
  ●学生時代には「ながら勉強」の友。最近では災害時の強い味方。
         (63歳・ その他 ・埼玉県)

今回の調査から、あらためてラジオ離れの実態がわかりました。特に、20代の6割はラジオを全く聴かないと回答し、ラジオとの距離感があるようです。ラジオを聴くシーンでは自宅よりも自動車が一番多かったことからも、番組にメールやハガキで投稿したりラジオショッピングなどの直接的な行動はハードルが高いようです。しかし、ラジオで聴いた情報がきっかけで映画やコンサートに行ったり商品購入に結び付くケースは4割弱と、ある程度の影響力もうかがえます。気になった情報はインターネットで検索できるので、誘導手段としての活用は出来そうです。 また、4割弱の人がスマートフォンにラジオアプリを入れていて、日常的にはラジオを聞かなくても災害時に備えるなど、ラジオとの付き合い方にも変化が見られました。

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