Woman Smile Report 女性たちの暮らしと意識をレポートします

「女性の生活意識アンケート調査」(第12回) ②現在の収入 について

自分の収入への不満は、正規・非正規雇用格差の現れか?

2017/12/18

ベルメゾン生活スタイル研究所では、2012年6月から半年に1回、女性を対象にした生活意識アンケート調査を実施しています。この調査は、女性の生活実感や景況感、消費や節約意識について聞いた結果を時系列データとしてまとめたもので、今回は、全7回に分けてレポートいたします。

●調査は21017年10月30日~11月16日にインターネットで実施。30~50代女性1830名の回答結果を集計しました。

夫よりも自分の収入に不満

調査開始来、満足している割合は1割台の状態が続き、夫の給料に満足している割合よりも10%程度下回っています。また、自分の給料に満足していない割合は5割前後が続き、夫の給料に満足していない割合よりも15%程度多い状態が続いています。夫の給料よりも自分の給料に不満を持っている女性が多く、正規雇用の多い男性と契約社員やパートなどの非正規雇用が多い女性の給与水準の格差が現われていると推測されます。

夫の給料 「増えた」・・・28.4%(前回比-2.3ポイント)、「減った」・・・19.5%(前回比+0.6ポイント)

夫の給料が増えた女性は、「昨年よりとても増えた」1.5%、「昨年より少し増えた」26.9%を合わせた28.4%。前回調査から2.3ポイント減少しました。一方で、夫の給料が減った女性は、「昨年よりとても減った」5.0%、「昨年より少し減った」14.4%を合わせた19.5%。前回調査から0.6ポイント増加しましたが特に大きな変化は見られません。
年代別では、「増えた」と答えた女性の割合が最も高いのが30代の40.2%(「昨年よりとても増えた」2.5%、「昨年より少し増えた」37.7%の合計)、反対に最も低いのが50代の18.6%(「昨年よりとても増えた」1.4%、「昨年より少し増えた」17.2%の合計)と、30代と50代で21.6%の大きな差があります。

 

夫の現在の所得・収入 「満足している」・・・27.2%(前回比-4.2ポイント)、「満足していない」39.2%(前回比+0.1ポイント)

夫の所得・収入に満足している女性は、「とてもそう思う」5.8%、「わりとそう思う」21.4%を合わせた27.2%で、前回調査より4.2ポイント悪化しました。一方で、満足していない女性は、「あまりそう思わない」22.2%、「全くそう思わない」17.0%を合わせた39.2%。前回と横並びの結果となりました。
年代別では、30代で、満足している女性は26.8%(「とてもそう思う」6.4%、「わりとそう思う」20.4%の合計)で、前回調査から7.3ポイントと大きく減少しました。一方で、満足していない女性は、「あまりそう思わない」24.9%、「全くそう思わない」16.7%を合わせた41.6%で、前回調査から3ポイント増加しました。

 

自分の給料 「増えた」・・・28.0%(前回比-2.3ポイント)、「減った」22.7%(前回比-0.9ポイント)

自分の給料が増えた女性は、「昨年よりとても増えた」1.5%、「昨年より少し増えた」26.4%を合わせた28.0%で、前回調査より2.3ポイント減少しました。一方で、自分の給料が減った女性は、「昨年より少し減った」15.3%、「昨年よりとても減った」7.3%を合わせた22.6%で、前回調査より0.9ポイント減少しました。夫の給料と自分の給料の増減は、ほぼ同じような傾向となっています。
年代別では、「増えた」と答えた女性の割合が最も高いのが30代の30.7%(「昨年よりとても増えた」2.9%、「昨年より少し増えた」27.8%の合計)、反対に最も低いのが50代の24.6%(「昨年よりとても増えた」0.5%、「昨年より少し増えた」24.1%の合計)。配偶者の給料では30代と50代で大きな差がありましたが、自分の給料では大きな差はありません。

 

現在の自分の収入 「満足している」・・・17.4%(前回比+0.7ポイント)、「満足していない」55.1%(前回比-1.3ポイント)

現在の自分の収入に満足している女性は、「そう思う」2.0%、「わりとそう思う」15.4%を合わせた17.4%で前回調査から0.7ポイント増加しました。一方、満足していない女性も、「あまりそう思わない28.9%、「全くそう思わない」26.3%を合わせた55.2%で、前回調査より1.2ポイント減少しました。調査開始来、満足している割合は1割台の状態が続き、夫の給料に満足している割合よりも10%程度下回っています。
また、自分の給料に満足していない割合は5割前後が続き、夫の給料に満足していない割合よりも15%程度多い状態が続いています。夫の給料よりも自分の給料に不満を持っている女性が多く、正規雇用の多い男性と契約社員やパートなどの非正規雇用が多い女性の給与水準の格差が現われていると推測されます。

 

世帯収入 「増えた」・・・26.0%(前回比-1.7ポイント)、「減った」27.3%(前回比+0.2ポイント)

世帯収入が増えた女性は、「昨年よりとても増えた」1.8%、「昨年より少し増えた」24.2%を合わせた26.0%で、前回調査より1.7ポイント減少しました。一方、「昨年より少し減った」18.9%、「とても減った」8.4%を合わせた27.3%が減ったと回答。こちらは前回調査より0.2ポイントの微増となりました。世帯年収は「変わらない」が約半数と最も多いですが、「増えた」と「減った」が共に2.5割となっています。
年代別では、「増えた」と答えた女性の割合が最も多いのが30代の34.2%、最も少ないのが50代の19.5%。反対に「減った」女性の割合が最も多いのが50代の34.2%、最も少ないのが40代の21.3%となっています。

 

夫のお小遣いが「増えた」・・・9.4%(前回比+1.0ポイント)、「減った」11.4%(前回比-1.6ポイント)

夫のお小遣いが増えたのは、「昨年よりとても増えた」1.2%、「昨年より少し増えた」8.2%を合わせた9.4%で、前回調査より1.0ポイントの微増。一方で、減ったのは、「昨年より少し減った」8.6%、「昨年よりとても減った」2.8%を合わせた11.4%で、前回調査より1.6ポイント減少しました。年代にかかわらず、8割の夫は現状維持がここ数年続いています。

 

自分自身のお小遣いが「増えた」・・・10.3%(前回比±0ポイント)、「減った」25.0%(前回比+0.7ポイント)

自分自身のお小遣いが増えた女性は、「とても増えた」1.1%、「昨年より少し増えた」9.2%を合わせた10.3%で、前回調査と横並びとなりました。一方で、減った女性は、「昨年より少し減った」16.9%、「とても減った」8.2%を合わせた25.0%で、前回調査より0.7ポイントの微増となりました。調査開始以来、夫も自分もお小遣いを増やした割合に大差ありませんが、減らした割合は夫の2倍となっています。

 

 

ダイジェスト

①現在の生活について

②現在の収入について

③景況感と消費について

④節約意識について

⑤これからの生活や収入について

⑥将来に対する気持ちについて

⑦アベノミクスと今後について

 

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