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「クラウドファンディング」について

今後、「クラウドファンディング」で出資(支援)をしていきたいと思う、51.1%

2018/04/05

 

2000年代に米国で先駆的なウェブサイトが続々と開設され、市場が拡大してきたクラウドファンディング。日本では、2001年に初めてサービスが提供され、その後、2011年から本格的な展開が始まり、現在では、エンタメやスポーツや飲食などの特化型サイトや有名企業が運営するサイトなど、多くのサービス企業が生まれ、市場規模は拡大基調にあります。

 

そこで改めて、女性生活者の目に、今、クラウドファンディングがどのように映っているのかアンケートで聞いてみました。

 

●実施時期:2018年3月6日~3月19日、回答者:ベルメゾンデッセ会員女性2952名
 (20代/113名、30代/651名、40代/1164名、50代/868名、60代/156名)

クラウドファンディングの「内容を知っている」+「名前だけ知っている」、7割。

 

クラウドファンディングの「内容を知っている」と回答したのは、全体の43.3%(「詳しく」6.3%と「少し」37.0%の合計)、「名前だけ知っている」と回答したのは、全体の29.4%でした。年代別で見ると、「知らない」と回答した割合が60代で高くなっています(約4割)。

 

 

クラウドファンディングに興味関心がある、2割。

 

クラウドファンディングに「興味関心がある」と回答したのは、全体の23.2%(「非常に」2.5%と「やや」20.7%の合計)、反対に、「興味関心がない」は49.6%(「あまり」27.7%と「まったく」21.9%の合計)でした。

 

年代が下がるほど、興味関心のある割合は高くなっています。

 

クラウドファンディングで出資(支援)をしたことがある、7.5%。

 

クラウドファンディングを利用して、個人・団体に対して「出資(支援)したことがある」と回答したのは、全体の7.5%、年代別で出資(支援)経験に差はないようです。

 

 

約半数が、これまで出資(支援)したのは「1回だけ」。

 

クラウドファンディングで出資(支援)した回数は、「1回だけ」が最も多く、55.2%。次いで、「2~3回」が30.8%。クラウドファンディングでの出資(支援)経験回数は、8割以上がまだ3回以内であるようです。

 

初めて、クラウドファンディングで出資(支援)した年は、「2017年」が最も多く、33.0%。

 

クラウドファンディングで初めて出資(支援)した年は、「2017年」が最も多く、33.0%。次いで、「2016年」が23.1%。クラウドファンディングで初めて出資(支援)した割合は、2015年頃から徐々に高くなっています。

2018年は1/3が過ぎましたが、これから出資(支援)を始める人もいらっしゃるのでしょうか。

 

出資(支援)理由は、「プロジェクト内容への共感・賛同」、63.3%。

 

クラウドファンディングで出資(支援)した理由は、「そのプロジェクトの内容に共感・賛同したから」が最も多く、63.3%。次いで、「そのプロジェクトを立ち上げた個人・団体を応援したかったから」が42.5%。リターン(返礼品)よりも、プロジェクトそのものへの共感・賛同・応援がモチベーションになっているようです。

 

 

出資(支援)経験者の声 ~自由記述より~

●長年SMAPのファンなので解散時の新聞広告掲載に際して出資しました。個人個人の自己満足なのかもしれませんが、何かをしたという事が形になったこと、SMAPのメンバーにも伝わったという事が意味のあるクラウドだったと感じています。(40歳/専業主婦/沖縄県)

 

●普段の買い物は同程度の商品なら安いほうがいいし、その時には『生産者のためにこっちを選ぼう』という気持ちは無いです。クラウドファンディングでは普通に購入したほうが安いとわかっているけど、プロジェクトを応援する気持ちを込めた金額なので、目標額に達した時は嬉しいですね。(43歳/IT・クリエイティブ/福岡県)

クラウドファンディングに出資(支援)した個人・団体のその後の活動を見守っていきたいと思う、83.6%。

 

クラウドファンディングに出資(支援)した個人・団体の「その後の活動を見守っていきたいと思う」と回答したのは、全体の83.6%(「非常に」50.0%と「やや」33.6%の合計)、大半の人が、一過性の出資(支援)ではなく、その後の活動も見守っていきたいと考えておられるようです。

 

今後は、「地球環境・社会貢献」・「まちづくり・地域活性化」に出資(支援)したい、約3割。

 

出資(支援)経験の有無に関わらず、今後どのようなプロジェクトへの出資(支援)を希望するかと尋ねると、「地球環境・社会貢献」・「まちづくり・地域活性化」に約3割の票が集まりトップ。

年代別では、30代で「まちづくり・地域活性化」と回答した割合が高い傾向にあり、20代は、「プロダクト」・「アート」・「フード・飲食」・「テクノロジー」・「ビューティ・健康」・「ファッション」など、多ジャンルで出資(支援)を希望する割合が高く、これらの分野では、年代が下がるほど、出資(支援)を希望する割合が高くなっています。

 


 

今後、出資(支援)したいプロジェクト分野 ~自由記述より~

●個人的な起業のため!などよりかは環境保護活動や地域貢献のための活動などを支援したいと考えます。やりたくても資金がなくて出来ないと困っている環境保護団体は多いと考えるので。リターンは綺麗になってきた海でシュノーケリングを楽しむなどの体験するものでも良いと感じます!(27歳/教育・保育/東京都)

 

●伝統的なものを守る・保存する、災害のあったところへ支援する等が目的で、団体がしっかりしている(胡散臭くない)なら支援する可能性もあると思います。(29歳/オフィスワーク・事務/山口県)

 

●参加型の農業・酪農体験などあれば、出資しているという感覚だけでなく、応援しているという実感が湧き、横の和も広がり、結果 地域の発展にも繋がると思う。(56歳/接客サービス/大阪府)

 

●これからは、特に福祉の部門で・・・例えば・・・保育所と老人のデイサービスが同じ施設内にあって、自由な行き来ができる施設の企画・建設~そんなものが、志のある人材がそろった上で企画されたら、見返りはなくても、応援したい~と思う。『志』だけでなく、企画、企業する『人』の資質というか能力・情熱・人柄も重要。(60歳/医療・介護・福祉/北海道)

 

●特定のスポーツ選手など、確実に自分の応援したい支援対象に資金が提供されるのであれば、少ない金額からはじめてもいいかも。自分に余裕がある分からできるので。(55歳/専業主婦/東京都)

企業が、自社商品をリターン(返礼品)として提供することに「よい印象をもつ」、50.9%。

 

企業が、自社で自信をもって開発した商品をクラウドファンディングのリターン(返礼品)として提供することについて、「よい印象をもつ」と回答したのは、全体の50.9%(「非常に」11.7%と「やや」39.2%の合計)、年代別で見ると、20代・30代で「よい印象をもつ」割合が高いという結果になりました。

 

 

 

企業が自社商品をリターン(返礼品)として提供することに対する印象 ~自由記述より~

★よい印象
●痒いところに手が届く、といったアイテムを探し求めてサイトをよく見てます。バッグとかガジェットケースとかが特に気になる。あとは防水用品など、デザイン性と機能性を備えた感じのもの。新しい発見、が出資のポイントかもしれません。(33歳/IT・クリエイティブ/愛知県)

 

●いずれにせよ手に入れようと思っているものに対しては、作る段階でサポートしてあげたほうが、自分も欲しいと思っている商品やサービスの実現に役立つと思う。興味のないものまでサポートするほど経済的余裕はないので、前払いか後払いかくらいの違いと考えている。(52歳/オフィスワーク・事務/東京都)

 

★よくない印象
●クラウドファンディングという響きはよいですが、商品を売るためにクラウドファンディングを募る企業が増えてしまうと、返礼品目当ての顧客層が増え、本来の、本当に支援や資金を必要としている団体にも迷惑がかかると思います。(53歳/オフィスワーク・事務/東京都)

今後、クラウドファンディングで出資(支援)をしていきたいと思う、51.1%。

 

今後のクラウドファンディングでの出資(支援)意向は、51.1%(「プロジェクトの内容に共感・賛同することがあれば支援したい」27.9%と、「支援というよりリターン(品物・権利)が魅力的であれば利用したい」23.2%の合計)。

 

年代別でみると、20・30代の若年層が高年層より出資(支援)意向が高くなっています。
また、「支援というよりリターン(品物・権利)が魅力的であれば利用したい」の値についても、20・30代が他の年代より高くなっており、クラウドファンディングがお買い物のひとつのスタイルとして捉えられつつあるようです。

 

 

 

今後の出資(支援)意向 ~自由記述より~

◆出資(支援)したい
●自分が気になることを応援したり投資したうえで欲しいものが手に入るのでうれしさが二倍!(45歳/オフィスワーク・事務)
●通常の買い物とは違い、オリジナルな物や限定商品などがリターンされるので特別感がある。また、その個人・団体を少しでも応援できるという事が嬉しく思える。(43歳/オフィスワーク・事務)
●その物を買うという行為は普通の買い物とは何ら変わらないが、ただ、その購入が何かに役立つというのは豊かさが巡るような気がする。(57歳/専業主婦)

 

◆出資(支援)したいと思わない
●都市圏では個性的なレストランの出資金等をクラウドファンディングで集めている、と聞いた事がある。しかし、その結果オープンしたレストランも決して安い価格ではなく、所詮お金持ちの道楽…のようなイメージがある。
(53歳/専業主婦)
●クラウドファンディングをすることがいいことだ、という認識が広まることにすごく違和感がある。クラウドファンディングをしない人が貢献意識の低い人、応援しない人とは限らない。(44歳/コンサルタント)
●個人の生活費の工面やよくわからないアイドル活動の資金など、将来性のない企画を平気で載せていることもあるので、それは辞めて欲しい、自分のSNSでやって下さいと思います。(51歳/専業主婦)

 

◆知らない・よくわからない
●アイデアや技術かありながら、資金が無いために活動できない、ということは社会的財産の損失だと思う。ただ、よくわからない個人がどう関わるのかがわからない。メリット、デメリットについて、一般人向けの啓蒙活動が必要だと思う。
(60歳/専業主婦)
●特典ではなく実際に使用する物がリターンの場合、予想外の不良や故障に対する対応等が難しそうだなと思う。(46歳/専業主婦)
●詐欺まがいの案件もあるようなので、よくよく注意して見ていく必要があると思う。(50歳/オフィスワーク・事務)
●質の良くない、もしくは悪質なものがないかをチェックするシステムを作ってほしい。(61歳/IT・クリエイティブ)

今回の調査から、「クラウドファンディング」は、言葉を知っているだけの人も併せると7割程度の認知度はあるものの、出資(支援)経験はまだ1割に満たず、その回数も3回以内という人が大半です。今後の出資(支援)意向についても、3割程度は「知らない・よくわからない」と回答しており、詐欺など悪質案件への懸念、メリット・デメリットの啓蒙活動を求める声など、行動に移すにはまだまだ情報不足であるとの指摘が目立ちました。しかしながら、企業が、自社商品をリターン(返礼品)として提供することには約半数がよい印象をもっており、特に、20・30代の若い世代を中心に、応援できる喜びがありつつ欲しいものが手に入る「クラウドファンディング」は新しいお買い物のスタイルとして拡がっていきそうな兆しです。

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