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「機能性表示食品」について

「機能性表示食品がどんな商品か知っている」、25.4%。

2015/09/09

「機能性表示食品」という言葉を知っている、53.9%

「機能性表示食品」がどんな商品化知っている、25.4%

 

今年の4月から新たに「機能性表示食品制度」が始まりました。それまでは、健康の維持や増進に役立つ具体的な機能をパッケージなどに表示してよい食品は「特定保健用食品(トクホ)」と、ビタミンやミネラルなど国が定めた17成分に限って可能な「栄養機能食品」の2種類だけでした。ただ、「特定保健用食品(トクホ)」は、商品化するまでに数千万円から億円単位の開発費用がかかり、さらに有効性や安全性の審査を経て消費者庁の許可を得るために数年かかると言われています。「機能性表示食品制度」は、これらの課題を解消するために生まれたもので、企業が自らの責任で成分の機能を裏付ける科学論文などの書類を消費者庁に提出し、届け出が受理されてから60日以内には発売できるという制度です。現在すでに約70件が受理されています。

 

ベルメゾンデッセ会員のみなさんは、この「機能性表示食品制度」についてどれくらい知っていらっしゃるのでしょうか。今回は、「機能性表示食品」と「特定保健用食品(トクホ)」「栄養機能食品」について、それぞれの認知度や興味関心の度合い、購入経験や今後の購入意向についてお伺いしました。その結果、「機能性表示食品」という言葉を知っている人は2人に1人、どんな食品か内容まで知っている人は4人に1人という結果になりました。一方「特定保健用食品」の認知率は97.6%、どんな食品か内容まで知っている人は53.6%で、すっかり浸透している実態が見えてきました。「機能性表示食品」については、今後の購入意向や健康効果への期待は「栄養補助食品」よりも若干高く、認定商品の増加やメーカーのプロモーションによって、今後は徐々に浸透していくことが予測されます。調査にご協力いただきました2485人のベルメゾンデッセ会員のみなさま、本当にありがとうございました。それでは、調査結果をご一緒に見ていきましょう。

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Q.2015年4月から「機能性表示食品」制度が始まったことをご存じでしたか?

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「機能性表示食品制度」。始まったことを知っていたのは4割強。

2025年4月から始まった「機能性表示食品制度」。この新しい制度が始まったことを「知っていた」人は全体の42%。年代別では、40代と50代で「知っていた」人の割合が全体平均を上回りました。一方20代30代は平均を下回る結果に。特に20代では平均を約15ポイント下回る結果になりました。

 

Q.「機能性表示食品」という言葉をご存知ですか?

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「機能性表示食品」という言葉を知っている人は、53.9%。

「機能性表示食品」という言葉を知っていると答えた人は全体の53.9%。2人に1人という結果になりました。年代別では、40代50代で「知っている」人の割合が全体平均を上回り、20代30代60代では下回る結果に。まだ新しい制度ということもあり、認知率は半分程度となりました。

Q.「機能性表示食品」に興味・関心がありますか?

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「機能性表示食品」に興味・関心がある人は、41.0%。

「機能性表示食品」に「非常に興味がある」と答えた人は4.4%。「興味がある」と答えた人は36.5%で、合わせると40.9%が興味・関心があるという結果になりました。年代別ではさほど顕著な差はなく、総じて、興味・関心の度合いはあまり高くないという印象を受けました。

Q.「機能性表示食品」を購入されたことはありますか?

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「機能性表示食品」を購入したことがある人は、13.1%。

「機能性表示食品」を購入したことが「ある」と回答した人は、13.1%。年代別では40代と50代で全体平均を上回る結果となりましたが、まだまだ一般生活に浸透しているとは言えません。

 

Q.今後、「機能性表示食品」を購入しようと思いますか。

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「機能性表示食品」を今後購入しようと思う人は、2人に1人。

「機能性表示食品」を「今後購入しようと思っている」人は、48.0%。2人に1人という結果になりました。年代別ではさほど大きな差は見られませんでした。

Q「機能性表示食品」について、知りたいこと、分からないことなどがあれば教えてください。

今後の「機能性表示食品」の購入意向では、「購入したい」と「購入しようと思わない」が半々に分かれましたが、その理由を自由回答形式で聞いたたところ、購入したい理由は、どのような商品かまだよくわからないけど試しに買いたい。反対に、購入しようと思わない理由は、どのような商品なのかまだよくわからないので購入しようと思わない。購入意向にかかわらず「機能性表示食品」についてのよく分からない点は共通しているようです。

「機能性表示食品」について、知りたいこと、分からないことなど記入してもらった自由回答の中から、いくつかご紹介します。

 

  • どの様な審査を受けて、機能性表示食品としてよに出回るのか知りたい。審査基準とか、実績とか、臨床実験でどの適度の信頼できるデータなのか知りたい。(27歳・会社員・群馬県)
  • どんな商品にどのように記載されているかが知りたいです。(31歳・パート・広島県)
  • そもそもの実態がよくわからない。各製品全体的になんの根拠がありそう謳っているのかが曖昧な印象がある。(32歳・会社員・栃木県)
  • 同じ食品で、機能性表示されているのといないのでは、どのように効果が違うのでしょうか?(33歳・バイト・福島県)
  • どのような商品にその表示がついているのか等の情報がなければ、まったくイメージがわかない。(37歳・主婦・奈良県)
  • どれほどのデータに基づいているのか、どんな人たちを対象にした結果なのか、副作用のようなものなど、きちんと分かる状態にしてほしいです。(37歳・パート・福岡県)
  • どういう食品があって、どんな効果があるのか知りたい。機能性表示食品と、そうでない食品を摂取した時の効果の違いを知りたい。(39歳・パート・岡山県)
  • 科学的根拠がありながら、消費者庁が個別に認可しているものと差別化している理由がわからない。(39歳・主婦・千葉県)
  • その表示をつける資格を得る為の審査はいかほどなものなのか?誰が?どれ位の期間で?偽装があった場合の対処などは?その存在も大して知れ渡っていないし、何も周知されていないのではないかと思いました。(40歳・主婦・埼玉県)
  • どのくらいの期間摂取すれば、効果が出るのかなど知りたいです。(41歳・主婦・群馬県)
  • トクホとの違いがわからない。どんな商品があるのかもわからない。(42歳・主婦・大阪府)
  • 機能性表示をつけるために、商品は少し値段が高くなるものなのですか?機能性の機能はしっかり検査されたものなのですよね?(42歳・主婦・東京都)
  • 国として品質や効果の保証はできないけどメーカーとしてはかなり効果があると謳っているだけの商品??責任は持てないけど自己判断しなさい、と言われているようなカンジ。(44歳・会社員・大阪府)
  • 表示するハードルが下がった分、各社の情報をHPで調べられると聞きましたが、内容を精査したものが出ているのではなく、各社の作成した説明が載っているだけなのではないかと感じた。(47歳・主婦・大阪府)
  • もっとわかりやすく大々的にあつかってほしい。消費者はわかりません。(48歳・会社員・東京都)
  • 機能性表示食品がいずれトクホとしてみとめられるようになることがあるのかどうか。機能性表示食品はトクホにはなりえないのかどうか。(48歳・主婦・神奈川県)
  • 消費者にとって分かりやすいものになってほしいと思う。認知も不十分だと思う。トクホ商品と紛らわしく分かりにくい。48歳・主婦・大分県)
  • あくまで、「事業者の責任において」とのことなので、今後ずっと正しい表示がなされているのか?そのあたり誰がどの様にきちんと監視してもらえるのかが心配です。(49歳・主婦・千葉県)
  • どれくらい、効果があって、トクホと同じ食品の場合どれくらい効果に違いがあるのかが知りたい。(49歳・主婦・愛知県)
  • 消費者庁長官の個別の許可を受けた訳ではなく、事業者の責任において機能性を表示しているという点で、商品によっては内容にバラつきが出そうな気がする。(50歳・派遣社員・愛知県)

 

Q.「機能性表示食品」でうたわれる健康効果を、どの程度期待しますか?

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「機能性表示食品」の健康効果を期待する人は、48.2%。

「機能性表示食品」でうたわれる健康効果を「期待する」と回答した人は5.6%。「ある程度は期待する」と答えた42.6%を合わせると48.2%が期待するという結果に。上記の質問で今後「購入しようと思っている」人とほぼ同じ割合になりました。

Q.「特定保健用食品(トクホ)」という言葉をご存じですか?

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「特定保健用食品(トクホ)」という言葉を知っている人は、97.6%。

「特定保健用食品(トクホ)」という言葉を知っている人は97.6%に上り、ほぼ全員が知っているということがわかりました。

 

Q. 「特定保健用食品(トクホ)」は、どのような商品かご存知ですか?

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「特定保健用食品(トクホ)」は、どのような商品か知っている人は、53.6%。

「特定保健用食品(トクホ)」がどのような商品か「詳しく知っている」人は、3.7%。「わりと知っている」と答えた人は49.9%。合わせると53.6%が「知っている」という結果になりました。言葉自体は、ほぼ全員が知っているものの、内容になると、「知っていいる」人は約半数に減少することとなりました。

Q. 「特定保健用食品(トクホ)」に興味がありますか?

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「特定保健用食品(トクホ)」に興味ある人は、48.5%。

「特定保健用食品(トクホ)」に、「非常に興味がある」と回答した人は6.2%。「興味がある」と答えた42.2%を加えると、48.5%が興味があるということがわかりました。年代別ではさほど大きな差は見られませんでした。

Q.自分用として「特定保健用食品(トクホ)」を購入されることがありますか?

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「特定保健用食品(トクホ)」を自分用に購入する人は、31.7%。

「特定保健用食品(トクホ)」を自分用として「よく購入する」人は4.4%。「ときどき購入する」と答えた27.2%を合わせると3人に1人が購入していることがわかりました。年代別では40代以降で、全体平均を若干上回る結果となっています。

Q.今後、「特定保健用食品(トクホ)」を購入しようと思いますか。

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「特定保健用食品(トクホ)」を今後購入しようと思っている人は、52.3%。

「特定保健用食品(トクホ)」を今後購入しようと思っていると答えた人は全体の52.3%。年代別では、20代で全体を上回る56.0%、60代では全体を下回る47.6%という結果になりました。

Q.「特定保健用食品(トクホ)でうたわれる健康効果をどの程度期待しますか?

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「特定保健用食品(トクホ)」の健康効果を期待する人は、55.2%。

「特定保健用食品(トクホ)」の健康効果について、「期待する」人は8.2%。「ある程度は期待する」と答えた47.0%を合わせると、」全体の55.2%が「期待している」ことがわかりました。年代別では、30代の期待度が最も大きく57.2%となりました。

Q.「栄養機能食品」という言葉をご存じですか?

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「栄養機能食品」という言葉を知っている人は、48.3%。

「栄養機能食品」という言葉を知っている人は、全体の48.3%。年代別では、30代40代で全体を上回り、20代50代60代では知っている人の割合が全体より低い結果になりました。

 

Q.「栄養機能食品」は、どのような商品かご存知ですか?

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「栄養機能食品」がどんな商品化知っている人は、19.7%。

「栄養機能食品」について、「詳しく知っている」人は、わずか1.7%。「わりと知っている」と答えた18.0%を加えても、内容まで知っている人は2割弱。5人に1人しか知っていないということが明らかになりました。

Q.「栄養機能食品」に興味がありますか?

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「栄養機能食品」に興味がある人は、37.3%。

「栄養機能食品」ついて「非常に興味がある」と答えた人は、3.4%。「興味がある」と回答した33.8%を合計すると、37.2%が興味があるという結果になりました。年代別でみると、20代で平均を上回る50.6%と高い数字に。他の世代に比べて、興味関心の度合いが高いことが明らかになりました。

Q.自分用として「栄養機能食品」を購入されることはありますか?

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「栄養機能食品」を自分用として購入している人は、17.1%。

自分用として栄養機能食品を「よく購入する」と答えた人は2.6%。「ときどき購入する」と回答した14.5%を合わせると、17.1%が購入経験があることがわかりました。年代別では、20代の購入経験者が27.5%で、全体を約10ポイント上回る結果になりました。

Q.今後、「栄養機能食品」を購入しようと思いますか?

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今後、「栄養機能食品」を購入しようと思っている人は、45.9%。

栄養機能食品を今後「購入しようと思う」と答えた人は全体の45.9%。年代別では、20代の購入意向が最も高く52.7%、次いで30代の49.0%が続きました。栄養機能食品は、比較的若い世代の支持が高いと言えます。

Q.「栄養機能食品」でうたわれる健康効果を、どの程度期待しますか?

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「栄養機能食品」の健康効果を期待する人は、45.6%。

「栄養機能食品」でうたわれる健康効果を「期待する」と答えた人は5.2%。「ある程度は期待する」と回答した40.4%を加えると全体の45.6%が「期待する」結果となりました。年代別で見ていくと、期待する割合が最も高かったのが30代で49.2%、次いで20代の48.4%が続きました。

Q.どんな時に「機能性」や「栄養」など健康をうたった商品を購入したいと思いますか?

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購入動機は、「疲労感があるとき」「食生活が乱れた時」「体の調子がよくないとき」

「機能性」や「栄養」など健康をうたった商品をどのような時に購入したいと思うか聞いてみたところ、「疲労感があるとき」「食生活が乱れた時」「肌やお腹など、体の調子がよくないとき」が、ほぼ同じ割合で並びました。年代別でみると、20代では3つの理由共に、他の年代より高い割合になっており、健康をうたっている商品に頼っている人の割合が多いことが推測されます。

Q.「特定保険用食品(トクホ)」「栄養機能食品」に加え、新たに「機能性表示食品」が加わったことについてどう思いますか?

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「機能性表示食品」が加わったことは「よいことだと思っている」人は、32.6%。

新たに「機能性表示食品」が加わったことが「よいことだと思う」と答えた人は、9.3%、「わりとよいことだと思う」と回答した23.3%を加えると、全体の32.6が「よいこと」として評価しています。年代別では、20代が37.4%、60代が40.0%で、評価する人の割合が他の年代に比べて多い結果となりました。

Q新たに「機能性表示食品」が加わったことについて、どう思いますか?

新たに「機能性表示食品」が加わったことについて、どう思いますか?の質問で回答した理由を自由回答で記入してもらいました。

 

☆「よいことだと思う」「わりとよいことだと思う」の理由

  • 生鮮食料品にも表示ができるようになったから。野菜とか選ぶ時の参考になる。(37歳・会社員・愛媛県)
  • 健康に気を遣う昨今なので、不健康な食生活を送ってしまいがちな時に、こういう風に表示されている食品と出会うことで、健康を意識する切っ掛けになるから(39歳・主婦・大阪府)
  • 特保は認可が降りるまでに時間がかかり、販売価格も高いが、同じ内容成分であればお役所の認可は必要と感じないし、なにより続けやすい価格だから(42歳・パート・岡山県)
  • それぞれの位置関係や住み分けがわかりにくいが、きちんとした情報を持っていれば賢く使い分けができるから。(44歳・主婦・愛知県)
  • 他の食品よりある程度の栄養が多く含まれていることの企業側の商品アピールにもなるだろうし、消費者側の選択肢の一つがふえることはいいことだと思うから(44歳・派遣社員・秋田県)
  • 国からのお墨付きがないぶん企業が商品開発に努力する気がする(46歳・パート・群馬県)
  • 特保は申請してから認められるまでに時間がかかると聞いた事があります。手続きも面倒で、いい商品が出てもなかなかアピールまでに時間がかかるなら、よりいい品を企業の責任と技術力で早く世間にアピールできる方が、消費者のメリットも増えると思うから(56歳・会社員・千葉県)

 

 

☆「どちらともいえない」の理由

  • そういうものが増えれば増えるだけ何が何なのか消費者からしてみれば区別や判断がしにくくなるので。(26歳・主婦・愛知県)
  • 機能性表示食品というものを設ける必要があったのか、企業側には申請までの時間の短縮があったり、厚生労働省にとってはトクホとか栄養機能食品の申請が減れば手間も省けるし、といったところかもしれないが、消費者にとってはややこしくなるし消費を煽られるだけのような気もする。(37歳・主婦・神奈川県)
  • あまり機能性表示食品の訴求がされていないので、いまいち購入に繋がらないため。(39歳・主婦・東京都)
  • 機能性表示食品という言い方がわかりにくい。機能性表示食品と記載されても正確な意味がわかる人はあまりいないのではないでしょうか。(47歳・主婦・東京都)
  • あくまでも、データは企業ベース。どこかでひずみや偽装、過大文句が出ることは容易に想像できる。(47歳・バイト・神奈川県)
  • トクホの検査は厳しい分、安売りはされないけど、機能性食品は安売りするけど本当にうたっている効果があるのか心配。(48歳・パート・北海道)
  • あまりに種類が増えても どれを選んでいいかよくわからないけれど、分類されている方が 選ぶ方は選びやすいのかもしれない。(49歳・主婦・大阪府)

 

 

☆「あまりよくないことだと思う」「よくないことだと思う」の理由

  • 機能の表示の上手下手で,製品の売れ筋が変わるとなれば,消費者の誤解を招く内容も多く表示されると思うので。(33歳・主婦・香川県)
  • トクホにするのは時間がかかるから、このような制度ができたと思っています。しっかりと然るべき機関が然るべき制度を推進するように体制を整えてくれればいいだけのこと。(37歳・会社員・愛知県)
  • 消費者に分かりにくい。安全性が証明されたとは言えない。企業寄りの商品だと思う。(51歳・主婦・岩手県)

 

調査を終えて

 

前回の「セルフケア」についてのアンケート結果では、50代60代は健康管理に積極的な一方で、20代は不調を抱える人の割合が多いことをレポートさせていただきました。今回の調査結果を見ても、「特定保健用食品(トクホ)」の今後の購入意向や、「栄養機能食品」の興味関心度、今後の購入意向の項目で、20代は他の年代より高い結果となりました。ふだんから抱えている体の不調をこれらの健康効果をうたう食品類でカバーしようと考える20代女性が多いのではないかと思われます。ただ、これからの人生を考えた時、ふだんの生活習慣や食生活を見直していくことが必要ではないかと改めて感じました。

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